4月の茶席(2)■ □■納戸色無地に牡丹柄絵皿文様袋帯■□■桜のお次は、牡丹が出番。実際は5月くらいの花ですが、私の中のお約束で、桜の帯の下には、牡丹の帯がしまってあります。桜は日本人好みですが、牡丹は中国で「百花の王」。4月も半ばを過ぎると、色々な花が出盛る中、やっぱ王様でしょう(笑)! なんとなく眠たいような、空気も埃っぽいような季節なので、水や海をイメージした、はっきりした納戸色に、白地の牡丹柄絵皿文様袋帯を合わせました。帯の絵皿の柄も、分量は少ないながら、はっきりした赤や黄色が使われて、気持ちが元気になります。 お茶席では使いませんが、この帯には、唐獅子の帯留めをよく組み合わせます。「唐獅子牡丹」というと、日本では「緋牡丹お竜」になっちゃいますが、実は謡曲にある、格式高い組み合わせで、もともとは中国の伝説が出典らしいので、日本だけではない、インターナショナル・ハイソな取り合わせです。 ジャンル別一覧
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